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Suite Sweet Suite

キミが鍵を開けたから、最後の部屋が とびきりSWEETなスイートになった
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自分を好きでいるということ


教室の生徒が、ある日こう言いました。

「あのね、学校で自己紹介カードを書くの。
それがとっても難しいんだ・・・」


「どんなことが難しいの?」
そう聞いた私に、小学校3年生のその子は

「だってね、自分の似顔絵を可愛く描きすぎたら
自分で美人だと思ってるの、って言われちゃうし」

と言うので、私はびっくりしました。


「そんなことを考えなきゃいけないの?」

「うん。それに、『長所』っていうところも
やさしい、とか、足が早い、とか、書きたくないの。
そういうのって、自分で言うことじゃないし」

カードを覗き込むと、長所の欄には
「時間をわりかし守るところ」
と書いてありました。


私はなんだか、えもいわれぬ気持ちになって
ため息をつきました。

まだたったの3年生だというのに・・・
小さい身体の中で、一生懸命
こういうことを考えて生きているんだ。


こうして驚いている私も、
子どもの頃は同じだったような気がします。

人から褒められることがあったとしても
できるだけそれを出さないようにして
目立たないように生きているところがありました。
日本人にはわりと多い特徴かもしれません。


そういうことに気をつけながら生きてきて
それからたった数年後、受験や就職の時には
今度は「私のこんなところが良いですよ!」と
自己アピールしなければならないのも大変です。

それに、大切な人とかけがえのない関係を築く時にも
自分に自信がなかったら・・・
きっと思っていることもうまく言えなくて
苦労するだろうな・・・


「人のことばかり気にしないで
もっと思った通りに生きていいんだよ。」

そう言おうとした言葉は
口からうまく出ていきませんでした。
この子の気持ちと、周りを取り巻く状況が
とってもよくわかったからです。


そう言う代わりに私は、

「○○ちゃん、周りが良く見えていて、すごいね。
それは○○ちゃんのとても良いところだよ」

と言いました。

すると生徒は、はにかみながら
私の腕におでこをくっつけました。


「それから○○ちゃんのお顔、
ほんとは目がおおきくて、キラキラしてるよ」


それから私たちは、別の白い紙に
二人だけの内緒の似顔絵を描きました。

目がパッチリ、頬はバラ色のその似顔絵は
とってもかわいくて、
くすくす笑いながら、額をくっつけて
2人で夢中で描いた、それは
私にとっても、素敵な時間でした。

20180628-2.jpg

私は今でも自分のことはあまり好きではありません。
思っていることもうまく言えません。
根気よく聞こうとしてくれるカカオにさえも。

それでも関わる子どもたちには自己肯定感を持ってほしいし、
自分もまた、そのように成長していけたらと願っています。



シロップ



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