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Suite Sweet Suite

キミが鍵を開けたから、最後の部屋が とびきりSWEETなスイートになった
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シグナルとシグナレス

宮澤賢治さんの
「シグナルとシグナレス」という
短編童話が好きです。


鉄道の、本線の立派な信号機シグナルと
脇にある小さな腕木式信号機シグナレスとの
淡い恋物語。


二体はすぐ近くにいるけれど、
その場から動けず、
時には濃い霧でお互いの顔も見えず、
それぞれが自分の場所で自分のすべきことをしている。
そんなシグナルとシグナレスの姿は
自分たちの遠距離恋愛と重なる部分もあって・・・


離れているからこそ、
信号を送り合うこと、
それを理解しようとし合うこと、
そのどちらもが、とても大切なことだと
改めて感じさせられます。



20180614111.gif


「さあ僕と結婚の約束をしてください」
「だってあたしはこんなつまらないんですわ」
「わかってますよ。僕にはそのつまらないところが尊いんです」



シグナルとシグナレスのように、
飾らず、正直に
そして相手の心をいつも想像しながら
お互いに立って、生きていきたい。



「ではアルファー」
「アルファー」
「ビーター」「ビーター」
「ガムマー」「ガムマーアー」
「デルター」「デールータァーアアア」
実に不思議です。いつかシグナルとシグナレスとの二人は、
まっ黒な夜の中に肩をならべて立っていました。
「僕たちのねがいがかなったんです。ああ、さんたまりや」
(「シグナルとシグナレス」 宮澤賢治  筑摩書房より)



シグナルたちが夢で出会った場所は
きっとこの、仮想のスイートルームと同じ。
目を閉じればいつも行けるこの場所を大切にしながら
私たちも、信号を送り合い続けるのです。



シロップ




宮澤賢治さんの童話を元に藤井喬梓さんが作曲された
「イーハトーヴからの手紙」というピアノ曲集に収録の
「シグナルとシグナレス」をBGMに作りました。
譜面自体絶版で音源も出回っていないので
不肖ながら私の演奏を録音したものを使用しています。



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