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Suite Sweet Suite

キミが鍵を開けたから、最後の部屋が とびきりSWEETなスイートになった
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老い老いの話から、おいおい!稲子ぉ~!

それは夜、
母に電話をかけた時のことだった。

 カチャカチャ・・・

何か音がしたような・・・


母は先月、腰の骨の手術を受けて退院したばかり。
元々がとても丈夫で元気な人なので
驚異的な回復をみせているとはいうものの、
一人暮らしなのでマメに連絡を取り
極力訪問するようにしている。


「実は大変なのよ。 
 Aちゃんが急にダウンしてSOSが来て。
 駆けつけて病院連れて行ってきた」


母が言った。
Aちゃんとは、同じ市内で、やはり一人暮らしをしている
母の仲良しの友人だ。
ご主人には先立たれ、子どももいない。


「えっ?そりゃ大変! Aさん、お気の毒だけど、
 自分もコルセットもまだ外せない身なのに (@_@;)」


 カチャカチャ・・・


「そう、老×老もいいとこなんだけどね (^-^;)
 酷い弱りようで夜が心配だし、
 明日も連れていくから、今日は泊っていくわ」


 カチャカチャカチャ・・・


「(何だろう…?)え?今、まだそちらのお宅にいるの?
 腰、だいじょ・・・」


 カチャカチャカチャ!カチャッ!



「ちょ、ちょっと待って!」
(不審な音のする方へ行く)



 カチャカチャ!
    カチャッ!カチャカチャッ!
 



「ぎゃーっ!稲子が大変!かけなおす!!」



なんと、もう一人の大切な「老」、稲子が
玄関のツルツルな床で足を四方に滑らせ・・・


   溺れていた・・・!
     (カチャカチャは、床に爪が当たる音)
20181106-10.jpg

足腰の衰えから、室内のフローリング箇所に立つと
ズルーっと腹這いに潰れていくようになったので、
これはマズイ!とタイル式カーペットや滑り止めマットを
そこいらじゅうに敷き詰めていたのだけど・・・


玄関は盲点だった。( ̄◇ ̄;)


パニくる稲子を抱きあげて、
「ごめん、ごめん」と落ち着かせてから
母に電話をかけなおして話すと、

「稲子が一番心配よ ^ ^;
 こっちは大丈夫。何かあれば手伝いを頼むから」

と・・・。


心身ともに元気なうちは
人生「はぁ、しんどい…」⇔「あぁ、楽しい♪」
を繰り返しながら、
いろいろ行き当たりばったりでも
自己責任でなんとか生きていけるけど・・・

老いていよいよ衰えた時のために
デフォルトとなるであろう「しんどい」をいかにカバーし、
選択も限られてくる「あぁ楽し」をいかに大事にしていくか、
しっかり算段しておかなければならないんだろうな。

行き当たりばったりもいいとこだったボクの人生。
これからはシロップと一緒に、
ちゃんと先の事も考えていかないきゃと思う今日この頃・・・

目もぼんやりとしか見えず、
耳もおそらくほとんど聞こえないであろう稲子の
唯一衰えない、モーレツな食欲にホッとしている。

粉薬のかけられた腎臓病食ばかりじゃなく、
美味しいモノ、
なんでもあげられたらいいんだけどな。


カカオ


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