Suite Sweet Suite

キミが鍵を開けたから、最後の部屋が とびきりSWEETなスイートになった
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恋する気分じゃないときも

たまに会うだけじゃ見られないような
眠そうだったり、不機嫌だったり
少しぞんざいになったり
あなたのそういうところに
もっともっと出会いたい

まるでビンゴカードの数字を
ひとつひとつ捲っていくように
知らなかった面が見られると
とても嬉しいの

だから安心して
面倒なときも 冷たい気分のときも
疲れちゃったときも
恋する気分じゃないときも

そのままのあなたでいてね



シロップ


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果てない塔を積む

禁煙や禁酒には明確なゴールがないのだと
むかし誰かに聞きました

今日は吸わなかった
今日もまた飲まずにいられた
それを積み重ねていくしかないのだと


まともであること もきっとそう

どんなに努力しても
「今日からマトモ」になれるわけではなく

自分の思う正しいことを
こうありたいと願うことを
今日はできた
今日もそういられた と
毎日積み重ねるしかなくて

それは誰も助けてくれず
教えてほしいと期待することでもなく
一人
自分のために 自分で考え
こつこつ続けるしかないのだと


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きっとやめずに続けるだろう
自分について考えること

流れに抵抗してでも 
目指すところがずっと遠くても

今日もまたできた と
小さな積み木を積むことを
私はきっとやめないだろう




シロップ






シロップの部屋 | Comments(-) | Trackbacks(-)

8分前の輝き

今 ちょうど

キミを見送り
笑顔で手を振った

ちょうどその瞬間に
放たれた太陽の光が

8分遅れで
一人ぼっちのボクを照らした



カカオ


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カカオの部屋 | Comments(-) | Trackbacks(-)

どうせ泣くなら

出て 楽になる涙があれば
出てしまったことで
余計につらくなる涙が
あるような気がする


そういう涙は
きっと重たい鉛色をしていて
降りかかった相手をも
つらくさせてしまうんだろうな


どうせ泣くなら
かかっても温かくなるような
嬉し涙がいい


その下で 虹が輝くような
キラキラした涙が



シロップ

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シロップの部屋 | Comments(-) | Trackbacks(-)

ただいま、カカオ

カカオが久しぶりの
フリータイムを満喫しているとき
私もまた、日常を離れていました。

思えば仕事以外でこんなに遠くまで来たのは
本当に久しぶりのことで
かといって今回も全くの自由ではなく
細々とした役目を熟しながら
私は、私の頭が空っぽになるのを
待っていました。



その夜、街を歩いていたとき
カカオが過去に歌ったメロディが
耳に飛び込んできました。

路上で、その国の男性が
ギターの弾き語りをしていたのです。


曲自体はポピュラーな洋楽ですが
それこそ息を吸う箇所から
感情の揺らし方まで
そらで覚えているくらい
カカオの歌い方が大好きな私は
過去に歌ってくれた曲だというだけで
強烈に五感を刺激させられ、
そしてカカオが今隣にいないことを
とても残念に思いました。

ああ、音楽と同じように
カカオも私の一部になっている。

強い寂しさと感動を
同時に覚えながら、私は
次は必ず、一緒に来ようと心に決めました。


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「旅はどうだった?」
帰国後、そう聞いたカカオに
「あなたのことばかり考えていたよ」と答えると
「もったいないね、せっかくの旅なのに」
と、カカオは色っぽく笑いました。


そうね、と私も笑いながら
自分の中のカカオの一部が
「帰って来てくれて嬉しいよ」と
チカチカ瞬いているのを感じていました。


シロップ






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おかえり、シロップ

日本で言えば、4畳半もないんじゃない?という狭さ。
キィキィと音を立てて軋むベッドに ボロいブラウン管テレビ、
建てつけが悪い小さな窓は、5センチこじ開けるのが精一杯の
「独房・・・?」のような部屋にチェックインした時には
もう外はすでに暗くなっていて・・・

(・・・あ、もう大昔の話ですが、)

疲れと緊張でお腹も空いていなかったので、
まだまだ治安は相当に悪かった時代のNY。
 地理もわからず、英語も全く出来ずで
 とにかく怖かった、という方が正しいかも)

夕食は、1階の売店でお菓子でも買って済まそうと思ったのです。

その時に、「なんじゃこれ???」と思いながら、
ポテトチップスやチョコレートなどと一緒に買ってみたのが・・・

コレ。Twizzlers(ツィッズラー)↓


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物凄くウソっぽくて安っぽい甘い香り。
毒々しい赤色。

もしかしたら食べ物じゃないのかも・・・?
と、半信半疑のままに齧ってみると・・・


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「プラスチック?・・・あ!ロウソクかっ!?」

・・・もし食べ物だとしても、
とても食べられたシロモノじゃないことは確信しました。


それから結構長い年月、その独房のような部屋から
勇気を振り絞って外に出たその街で暮らすことになるのですが、
その後、Twizzlersとの再会がいつだったか・・・

とにかく、次にソレを口にした時、
ごくごく普通に、「おいしい」と思って食べてしまい、
以来、大好物になってしまった自分に
ビックリしたのです。

それはちょうど・・・
親に隠れてこっそりタバコを吸ってみた10代。
クラクラして気持ち悪くなり、「二度と吸うもんか」と思ったのに、
次にまた何かで吸ってみたら結構おいしく吸えちゃって、
以来ハマっちゃった記憶と被り・・・

なんだか しみじみとしたのでした。(←おい)


   ************


「もし帰りの空港で小銭を使い切りたかったら、
 売店でTwizzlersを買ってきて♪」

旅先のシロップにメールしました。

真っ赤でクネクネした棒状のお菓子で
定番中の定番品だから、そこいらの売店で見つかるはず、と。

「買ったよーーーっ!
 すぐわかったよ♪」

という返事とともに、
シロップは無事に帰ってきました。

そして、サプライズの素敵なおみやげと一緒に
すぐに送ってくれたのです!


それが・・・


コレ↓

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まぁ・・・あの・・・あれです、
Twizzlersにも違う色とかあるし、
新種のアレコレが出ている事は想像できたので、
私の馴染みとは違うモノが届く事は想定内でしたが・・・

TwizzlersのTwiの字も書かれていないコレを
どうして自信たっぷりにそうだと思ったのか・・・

そんなシロップが、おかしくて、可愛くて、
包みを開けて、思わず噴き出してしまいました。


ありがとうね、シロップ。
あのね、ニオイはね、全く同じだったよ(笑)

そして、
おかえり、シロップ。

いろいろ大変だったようだけど、
とにかく これだけの長距離移動の旅が出来るなんて、
1、2年前には考えられなかったこと。
それを無事こなせたことが何よりも嬉しい。

きっときっと・・・
今度は二人で行こうね。

そして、Twizzlersを、二人で食べよう♪(笑)


カカオ


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(Twitterでの会話より。「いるいる!ボクもいるよ!」)




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女友だちに見えますか

(シロップはまだお出かけ中ですが、
 出発前に書いておいてくれた記事をアップいたします。~カカオ~)


   ************


二人でお出かけをしたとき
ガラスに映った自分たちを見て
私は少し考えました。

カカオの方はデニムに革ジャン、ブーツ。
私はトレンチコートにスカート、ヒール。

タイプの違う「女友だち同士」、に
果たして見えるのかな?

もしも学生時代で、クラスメイトだったなら
友人にはならなかったと思うくらい
雰囲気の違う私たち。

もしも「恋人」だったら・・・?

でも そんなふうに考えるのは
きっと同性愛者である自分だけで、
そもそも周りのひとたちは誰も
私たちのことなど、注視していないでしょう。

でもでも、それなら
手を繋いでもいいかな?というと
やっぱりそれは出来なくて・・・

友だちの距離感で 隣を歩きながら私は、
自分がカカオを見つめる目は
果たして友だちのそれ に見えるのかどうか
やんわりと考えていました。


シロップ



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本音たちの行き場

気持ちの落としどころは
いつだって本音とは別にある

そうすれば怒りも湧かないし
傷だってつかないことを学んできたから

だけど時どき
一人の世界に閉じこもって耳を澄ますと
いつもの耳鳴りがふと止んで

心の倉庫にしまわれた本音たちの
悲しげな歌声が聞こえてくるんだ

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ボクは思うよ
もしこれを上手く解き放てたら

その時 はじめて
ボクはボクの何かを
表現したと言えるんだろう

中身のない虚ろな音を
作り笑いで奏でることに費やしてきた時間は
もう戻らない

残された時間で
何ができるだろう

ボクの本音たちの声に
ボク自身が耳をふさいだままの人生で

はたして それで
いいのだろうか



カカオ


   ***********


とても久しぶりに
『何もしなくていい完全オフ日』を得て・・・
一人 家に閉じこもり、
ぼんやりとアレコレ考えていました。


「最近 体調がいいの」
そう嬉しそうに言っていたシロップの身体に
酷い痒みを伴う薬疹が出て、
それを実際に目の当たりにした時・・・

ボクは・・・神を? 医学を?運というモノを?
誰に、何に、向けていいのかわからなかったけど
とにかく 何かを思いっきり呪いたい気持ちでした。

あれこれ試行錯誤を続け、ようやく・・・
ようやくシロップに合う薬と出会えたと思ったのに・・・。

ボクはもちろん、薬を替えざるを得ないことに落ち込み
不安がるシロップを笑顔で励ますことに徹しましたが、
こういう想いを・・・
こういう気持ちを一例として・・・
他にも、いろんな理不尽から感じるいろんな本音を
ただ黙って心の倉庫にしまい、
穏やかにしていればいいのか・・・
『オトナ』なのか・・・

それはかつて、子どもの頃の自分が忌み嫌っていた
『つまらないオトナ』ではないのか・・・

そんな事を、ぼんやりと思ったのです。

“感じた本音はストレートに口にする”
その 時と場合によっての良し悪しは判断が難しいし、
そもそも自分の性格には向いていない。

でも、自分らしいカタチで表現し
解放していかなくては・・・
逆に言えば、
その解放をもって
自分の何かを表現していかなくては・・・と

シロップが 数日間の遠方へのお出かけ中で
いつものようにはマメに連絡も取り合えず、
余計に とても『一人』を実感した
ウキウキと寂しさが混在した不思議な時間に・・・

ぼんやりと。



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